- 正義をふりかざす君へ
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- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 2016年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784198940812
[BOOKデータベースより]
元妻の依頼で、不破勝彦は故郷・棚尾市へ久々に戻った。不倫の証拠写真を撮った者を調べてほしいという。不破はかつて義父のホテル業を手伝うために地元紙・信央日報を退職した。しかし食中毒事件で義父は失脚、妻との不仲もあって、彼は故郷から逃げ出したのだ。七年ぶりに戻った不破は、ホテルが古巣の信央グループに買収されていたことを知る。そして、何者かが彼を襲撃する!「正義」の真の意味を問いける、渾身の長篇ミステリー!
[日販商品データベースより]捨てた故郷が、彼に襲いかかる。「正義」の真の意味を問いかける、渾身の長篇ミステリー!
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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北区の太
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よかった
「ブルー・ゴールド」を読んで面白かったので同じ作者の本書を読んでみたら、これもまたよかった。現在、マスコミは、司法・立法・行政に次ぐ第4の権力と呼ばれているが、そのマスコミに身を置くものが良心(何を良心というか自体も議論の分かれるところだとは思うが)を失くしたらどうなるかということを表のテーマに、女性の怖さを裏のテーマにした傑作。正義とは何かについても考えさせられる。主人公の元新聞記者が、どんどん事件の核心に迫る様子が圧巻、一気に読み終えた。初期の作品にも傑作が多そうなので、そちらにも手を伸ばしてみようっと。
元妻の依頼で元新聞記者の不破は七年前に去ったこの町を訪れた。地方都市の歪んだ構図に巻き込まれて……。長篇サスペンス。