- 美濃囲いを極める77の手筋
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- 価格
- 1,694円(本体1,540円+税)
- 発行年月
- 2016年02月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784839958442
[BOOKデータベースより]
これを読まずに美濃囲いは指せない!美濃、高美濃、銀冠の基礎知識から高等テクニックまで、藤倉五段が丁寧に解説。縦から、横から、斜めから、端から。美濃への攻めと受けを完全に網羅した、美濃囲い大事典!
第1章 美濃囲いについての基本(美濃囲いの基本;高美濃囲いの基本 ほか)
第2章 横からの攻めへの対応(横からの攻めへの対応;先手5九歩を作るための味付け ほか)
第3章 端攻めへの対応(プロの公式戦から相性を考える;端攻めへの備え方 ほか)
第4章 縦や斜めなどその他の受け方(角のライン攻め・基礎編;角のライン攻め・応用編 ほか)
第5章 プロの実戦から見る受け方(プロの実戦から見る受け方;大駒の利きを弱める受け方 ほか)
振り飛車で最もよく使われる「美濃囲い」。縦から、横から、斜めから、端から。美濃への攻めと受けを完全に網羅した大事典。美濃、高美濃、銀冠の基礎知識から高等テクニックまで丁寧に解説する。

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★プロ書店員レビュー★
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受けて受けて受けまくる!
金2枚と銀1枚が美しく並ぶ美濃囲い。振り飛車党なら必ず組んだことがある人気の囲いですが、組みあがるまでに手数がかからない反面、端攻めに弱い、角のラインに弱い等、弱点が多く、美濃崩しにはいくつもの手筋が研究されています。本書では、藤倉勇樹五段が、横攻め、端攻め、斜め攻め、全ての相手の攻撃を受けて受けて受けまくります!もちろん、ただ受けているだけでは相手玉は詰まないので、攻撃の間隙をぬって突く急所の一手、スリリングな終盤の攻め合いを制する強気な手順を、プロの公式戦の局面も交えながら、丁寧に解説します。この77の手筋をマスターすれば、どんな相手に仕掛けられても、機先を制した受けで攻守に充実した戦いができるようになるでしょう。
レビュアー:木下義範 / リブロ / 男性 / 40代
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「美濃囲いの最大の魅力は何といっても5手で囲えることです。手数のかからない囲いは他にもありますが、これほど堅くて安定している囲いはありません」(本文より)
手数の割に堅く、金銀の連結が美しい美濃囲いは振り飛車の基本の陣形です。
ほぼすべての振り飛車党が指したことがある囲いであり、これを相手にしたことがない居飛車党もいないでしょう。
それほど優秀な囲いである美濃囲いにも弱点があり、美濃崩しの手筋は数多くの棋書で紹介されてきました。
飛車を成り込んでの横からの攻め、玉頭の圧力による縦からの攻め、5五角のラインを生かした斜めからの攻め、そして最大の弱点と言ってもいい端からの攻め。
本書では上記のような部分的に定跡化された攻め筋をまず紹介し、そのうえで振り飛車側がどのように戦えばいいかが示されています。
底歩で囲いを強化する、▲2六歩と突いて玉を広くする、角のラインをあらかじめ止める、端攻めが決まってしまう条件を覚えそれに備える・・・。
ここまで美濃囲いの受けに徹底的にこだわった本はありません。
普段から美濃囲いで戦っている振り飛車党の方にはもちろん、美濃囲いを攻略したい居飛車党の方にもぜひ読んでいただきたい一冊です。