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Century Books 人と思想 122
清水書院 川下勝
点
アウシュヴィッツといえば、大量虐殺が行われた死の収容所を思い浮かべる。そこに、他者のために命をなげうって、餓死監房にくだった一人の人間がいた。マキシミリアノ・コルベ神父である。神父は、「友のために命を捨てる愛」という武器をもって、人間の尊厳を否定する巨悪の力に立ち向かった、現代の預言者である。かれは、「憎しみからは何も生まれない。愛だけが創造する」という言葉を残している。まさに預言者の言葉であり、憎悪、不正義、搾取、命の抹殺、人間性の破壊という悪の力が渦巻く世界にあって、確かな重さを持っている。神父は学者ではない。自らの行動と生活によって証しする預言者、ジャーナリストとしての感覚を持つ実行の人であった。同時に、人間としての弱さも重く引きずっていた。本書は、かれ自身の言葉を辿りながら、かれ自身に語らせながら、餓死室に赴いたこの現代の預言者の姿に迫ろうとするものである。
序章 囚人番号一六六七〇1 コルベ神学生(ライムンド少年;師父との出会い;マキシミリアノ神父)2 マリアの旗のもとに(聖母の騎士;ニエポカラヌフにて)3 東洋への宣教(東洋との出会い;苦しみを越えて)4 身代わりの死(ニエポカラヌフの院長;感謝の手紙;騎士の勝利)
アウシュヴィッツで他者のために命をなげうって,餓死監房にくだった一人の人間がいた。彼は,人間の尊厳を否定する巨悪の力に立ち向かった,現代の預言者である。彼は,「憎しみからは何も生まれない。愛だけが創造する」という言葉を残している。この言葉は,憎悪,不正義,人間性の破壊という悪の力が渦巻く世界にあって,確かな重さを持っている。本書は,彼自身の言葉を辿りながら,餓死室に赴いたこの現代の預言者の姿に迫ろうとするものである。
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1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
アウシュヴィッツといえば、大量虐殺が行われた死の収容所を思い浮かべる。そこに、他者のために命をなげうって、餓死監房にくだった一人の人間がいた。マキシミリアノ・コルベ神父である。神父は、「友のために命を捨てる愛」という武器をもって、人間の尊厳を否定する巨悪の力に立ち向かった、現代の預言者である。かれは、「憎しみからは何も生まれない。愛だけが創造する」という言葉を残している。まさに預言者の言葉であり、憎悪、不正義、搾取、命の抹殺、人間性の破壊という悪の力が渦巻く世界にあって、確かな重さを持っている。神父は学者ではない。自らの行動と生活によって証しする預言者、ジャーナリストとしての感覚を持つ実行の人であった。同時に、人間としての弱さも重く引きずっていた。本書は、かれ自身の言葉を辿りながら、かれ自身に語らせながら、餓死室に赴いたこの現代の預言者の姿に迫ろうとするものである。
序章 囚人番号一六六七〇
[日販商品データベースより]1 コルベ神学生(ライムンド少年;師父との出会い;マキシミリアノ神父)
2 マリアの旗のもとに(聖母の騎士;ニエポカラヌフにて)
3 東洋への宣教(東洋との出会い;苦しみを越えて)
4 身代わりの死(ニエポカラヌフの院長;感謝の手紙;騎士の勝利)
アウシュヴィッツで他者のために命をなげうって,餓死監房にくだった一人の人間がいた。彼は,人間の尊厳を否定する巨悪の力に立ち向かった,現代の預言者である。彼は,「憎しみからは何も生まれない。愛だけが創造する」という言葉を残している。この言葉は,憎悪,不正義,人間性の破壊という悪の力が渦巻く世界にあって,確かな重さを持っている。本書は,彼自身の言葉を辿りながら,餓死室に赴いたこの現代の預言者の姿に迫ろうとするものである。