[BOOKデータベースより]
大岡昇平、室生犀星、相馬黒光、山口瞳の作品を基に、無言館館主が自らの「生」と「性」とを振り返りながら、自伝を読む醍醐味を解き明かす、書き下ろし力作!
大岡昇平『幼年』『少年』
室生犀星『性に眼覺める頃』
相馬黒光『黙移』
山口瞳『血族』
「自傳」とはなにか
自伝は、虚実を綴った自筆の履歴書。大岡昇平、室生犀星、相馬黒光、山口瞳の作品を基に、無言館館主が自らの「生」と「性」とを振り返りながら、自伝を読む醍醐味を解き明かす、書き下ろし力作。
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自伝を読み解く魅力を探る
本書は「無言館」館主が、自らの「生」と「性」とを重ね合わせながら、先人たちの自伝を読み解く、一風変わった読書案内である。
数ある自伝の中から採り上げられているのは、大岡昇平『幼年』『少年』、室生犀星『性に眼覺める頃』、相馬黒光『黙移』、山口瞳『血族』の五作品。
『幼年』『少年』は作家の「自意識」と「性」の生長過程を入念に掘りおこした作品で、全体に流れるストイシズムとも自己抑制ともつかぬ文章の諧調に魅了されるという。
『性に眼覺める頃』に著者は、