- 量子論の果てなき境界
-
ミクロとマクロの世界にひそむシュレディンガーの猫たち
The quantum divide.共立出版
クリストファー・C.ジェリー キンバリー・M.ブルーノ 河辺哲次- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2015年11月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784320035966
[BOOKデータベースより]
古典論と量子論の境界はあるだろうか?直感に反する不思議な量子の世界。
第1章 原理としての物理学
第2章 粒子と波の二重性:電子の二重人格
第3章 粒子と波の二重性:光子
第4章 光子でもっと探索:ビームスプリッターの活用
第5章 奇妙な遠隔作用:エンタングルメントと非局所性
第6章 量子情報と量子暗号と量子テレポーテーション
第7章 マクロな量子効果:シュレディンガーの猫とレゲットのスクイド
第8章 量子哲学
付録A 量子力学の歴史
付録B 学生のための量子力学実験
古典論と量子論の境界はあるのだろうか。ミクロ世界を支配する量子論とその量子力学的世界像を、素朴な思考実験レベルから巧妙にデザインされた実証実験レベルまで、丁寧に、深く、やさしく解説。
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本書は量子物理学の本質的なアイデアを主要な量子実験に基づいて解説したものである。登場する実験の大半は光と物質の相互作用を研究する量子光学の分野のものである。
長年にわたっておこなわれた興味をそそる数々の実験とそこから明らかにされたミクロなスケールの量子的世界の諸性質に興味をもち学びたいと思う人々にとって本書は最適である。
原子スケールのようにミクロなスケールで起こる現象に対して自然が私たちに強いる考え方はマクロなスケールの日常世界で起こる物理現象に対する私たちの考え方と大きく異なる。このような2つの考え方の間にある鋭い不連続性や境界を実証するために本書では選りすぐりの実験を解説している。
本書の目的は量子的世界の物理学をある“期待”をもって探索することである。
その期待とは量子的世界が読者の知的チャレンジ心を刺激すると同時に読者を楽しませてくれる奇妙で反直観的な現象に満ちあふれているという期待である。