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- 「私」をつくる
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近代小説の試み
岩波新書 新赤版1572
- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2015年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784004315728
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[BOOKデータベースより]
小説とは言葉で世界をつくること。その仕掛けの鍵は、「私」―。日本近代小説の歴史は、明治期に生まれ普及した言文一致体によって、いかに「私」をつくりだすかという作家たちの試行錯誤の連続であった。「私」とは何か、小説とは?漱石や太宰らの作品を鮮やかに分析。近代小説の本質に迫る、全く新しい小説入門。
第1章 演技する「私」―近代小説の始まり、二葉亭四迷の実験
[日販商品データベースより]第2章 「私」をかくす―「三人称」のつくり方、夏目漱石の試み
第3章 「あなた」をつくる―読者を誘導する仕掛け、志賀直哉と太宰治
第4章 「私」が「私」をつくる―回想の読み方、つくり方
第5章 小説を書く「私」―メタ・レベルの法則、『和解』を書いているのは誰か?
第6章 憑依する「私」―幻想のつくり方、泉鏡花、川端康成、牧野信一の世界
第7章 「私たち」をつくる―伝承のよそおい、『芋粥』の中の文壇
第8章 「作者」を演じる―「私小説」とは何か
小説とは言葉で世界をつくること。その仕掛けの鍵は、「私」…。言文一致体の登場以後、漱石は、太宰は、いかに「私」をつくろうとしたか。作家たちの試行錯誤を鮮やかに分析し、日本近代小説の本質に迫る。