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[BOOKデータベースより]
一八八五年、英国の宣教師が台湾に設立した台南長老教中学校は、複数の帝国間の角逐のなかで折り重なる暴力にさらされながら、「台湾人」という集合的主体のよりどころとなっていく。本書では主に林茂生(一八八七‐一九四七)の活動に焦点をあて、学校の自治的な管理運営のために帝国主義と幾重にも対峙したその軌跡をたどることで、帝国日本による台湾植民地支配の歴史的意味を世界史的な脈絡において問い直す。
第1部 台湾植民地化の過程―帝国主義体制下における文明の秩序(大英帝国からの使者―イングランド長老教会と中国・台湾;「軽蔑された帝国」の担い手―帝国日本の台湾領有と英国;「番仔教」を奉じる人びと―日本植民地支配下の長老教会)
第2部 「台湾人」という主体―植民地支配下における自治的空間(台南長老教中学校の変貌―英国母教会の「出店」から「本島の学校」へ(一九〇〇‐一〇年代);第一次台湾教育令における私立学校の位置―台湾人の教育熱の行方;抗日運動のなかの台南長老教中学―「台湾人の学校」という夢(一九二〇年代);林茂生における「公教育」構想―内部観測としての歴史叙述)
第3部 全体主義の帝国―戦時期における「内部の敵」(上智大学・大島高等女学校排撃運動の波紋―台湾・内地・朝鮮を横断する震動(一九二九‐三三年);台南長老教中学排撃運動―自治的空間の圧殺(一九三四年);淡水中学排撃運動―「台湾フアツシヨ」の台頭(一九三五‐三六年);崇実学校・同志社排撃運動への波及―全体主義という閉域(一九三五年以降))