- 昭和二十年 第7巻
-
草思社文庫 と2ー11
東京の焼尽
- 価格
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 発行年月
- 2015年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784794221629
[BOOKデータベースより]
5月3日、沖縄の第二十三軍主力は攻勢をかけたが失敗に終わる。5月7日、ついにドイツは無条件降伏。ソ連はどう出るだろう。最高戦争指導会議はソ連を仲介とする和平工作を討議するも甲論乙駁。3月に続く大空襲、5月24日と25日の空襲で帝都は焼き払われた。番町の内田百〓(けん)、網野菊、星野直樹から伊藤整、小泉信三、村上兵衛など、炎の中を逃げまどった人たちの恐怖の一夜を詳細に描く。戦争の続行ははたして可能なのか。
第21章 「一体此戦争ノ終末ヲ何レニ帰着セントスルヤ」(五月十日〜十四日)(「投了はドイツの店じまいと同時にあるべし」;東郷茂徳、モロトフとの会談を望んだが;満洲国境に大軍が送られてくる;「余程大きな思い切りをなすことが」;「哈特諜はまだか」 ほか)
第22章 市街地爆撃、火から逃れて、火と闘って(五月二十五日)(百一号作戦で井上成美は肝に銘じたのだが;関東大震災、函館・静岡・大手町の大火が明らかにしたこと;アメリカ陸軍航空軍総司令官の野望;三軒に一発なのか、一軒に一発なのか、それとも…;「初期防火」は濡れ筵をかぶせて ほか)
昭和二十年から七〇年。いまなお続く敗戦の傷跡とはどのようなものだったのか。
本シリーズは、公文書から私家版の記録、個人日記にいたる膨大な資料を縦横に駆使して、
昭和二十年の一年間の日本を、時間の推移に従って描いた壮大なノンフィクションである。
著者急逝により未完に終わった(第十四巻執筆の途中で急逝)が、すでに刊行時から、
丸谷才一、井上ひさし、立花隆氏をはじめ多くの識者から高く評価されてきた。
今回、待望の文庫化によってシリーズ全巻を刊行。
5月24、25日の最後の東京への大空襲で街は灰燼に帰した。
ベルリン陥落して、孤立する日本はソ連に和平仲介を求めるしかないのか。
政府・軍部に秘策はあるのか。
(5月10日〜5月25日)
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