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成員個々の力の総和以上を効率的に実現すること、それを可能にするのは連携・協力のための組織化である。だから、組織に属し、組織に従うのは当たり前―このニッポンの常識は、イランでは通用しない。ひとびとはみな独立独歩を好み、非効率など意に介さず、いたるところで猛烈な社交力を発揮して交渉する。群れないけれどけっして孤独ではない「個人主義」、ここはまるで別の社会、別の生き方を提示する。
第1章 グローバリズムの蚊帳の外
第2章 「一人でもできる」システム
第3章 テヘラン暮らし
第4章 ひとヤマ当てに広州へ
第5章 開かれた市場
第6章 頼られてこそ、人生だ
組織に縛られない「個」の国イラン。バラバラな彼らには、旺盛な社交が必要。風通しがよくてかつめんどくさい社会を実体験から紹介。