[BOOKデータベースより]
「わくわく」「からから」「ぞっ」―。日本では長い間、豊かな擬音語・擬態語が微妙な感覚を伝える言葉として機能してきた。そして、そのひとつひとつの言葉の用法は、時に幅を広げ、時に姿を変えてきた。いったいいつ、どんな意味でそのオノマトペが使われてきたのかを知れば、先人たちの抱いた感覚をつぶさに知ることができる。『万葉集』から夏目漱石の『こころ』まで、さまざまな用例をたどり言葉の深淵へといざなう新日本語論。
オノマトペの意味変化―イントロダクション
いらいら
うか うっかり
からから がらがら
かん かあん がん があん
きりきり ぎりぎり
さくさく ざくざく さっくり ざっくり
ぞっ
どきどき
のたり のたのた のろのろ のろい
はたはた ばたばた ぱたぱた
ふわふわ
ほのぼの
むかつく むかむか
めろめろ
よよ
わくわく
わくわく、どきどき、ふわふわ――。感覚を伝える擬音語・擬態語「オノマトペ」。その古典から現代に渡るまでの使用例を挙げながら、言葉の意味の変遷をたどり、曖昧な意味の根本にある共通点を解き明かしていく。
〈目次〉
本書の構成
オノマトペの意味変化──イントロダクション
第一節 いらいら
第二節 うか うっかり
第三節 からから がらがら
第四節 かん かあん がん があん
第五節 きりきり ぎりぎり
第六節 さくさく ざくざく さっくり ざっくり
第七節 ぞっ
第八節 どきどき
第九節 のたり のたのた のろのろ のろい
第十節 はたはた ばたばた ぱたぱた
第十一節 ふわふわ
第十二節 ほのぼの
第十三節 むかつく むかむか
第十四節 めろめろ
第十五節 よよ
第十六節 わくわく
参考・引用文献一覧
あとがき
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わくわく、どきどき、ふわふわ――。感覚を伝える擬音語・擬態語「オノマトペ」。その古典から現代に渡るまでの使用例を挙げながら、言葉の意味の変遷をたどり、曖昧な意味の根本にある共通点を解き明かしていく。