- 『キリスト教信仰』の弁証
-
『信仰論』に関するリュッケ宛ての二通の書簡
Schleiermachers Sendschreiben u¨ber seine Glaubenslehre an Lu¨cke.知泉書館
フリードリヒ・エルンスト・ダニエル・シュライエルマッハー 安酸敏真- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2015年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784862852144
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[BOOKデータベースより]
シュライアマハー(1768‐1834)は神学者、説教者、プラトンの翻訳家として多方面で活躍しながら、処女作の『宗教論』により鮮烈な感銘を与えた。それは自然理性や道徳性に還元できない宗教の独自性を弁証して、啓蒙主義的宗教観に訣別し、プロテスタント神学を方向づけるとともにドイツ・ロマン主義の宗教観を象徴した。そのような背景のなかで彼の主著である『信仰論』(1821‐22)が刊行されるや各方面からさまざまな批判が寄せられた。著者は本書の改訂に着手できないなか、多くの批判に応えるため二通の公開書簡を発表した。本書はその書簡の翻訳と注解である。第1版と第2版(1830‐31)の異同も含めて、著者の意図を正確に理解するうえでも第一級の資料である。名だたる神学者たちが寄せた各種の論評に対して、誤解を糺し、あるいは鋭く反論するなど興味深い議論が展開される。なかでもシュライアマハーの教義学概念の特質と妥当性、敬虔ないし直接的自己意識と絶対依存の感情、そしてキリスト教信仰と近代的学問性の問題など、主要な課題について示唆に富む見解が示される。
第一の書簡(書簡の目的;間違った批判に対する態度;知識と敬虔の関係;依存感情についての誤解;神意識 ほか)
[日販商品データベースより]第二の書簡(書簡の目的;『信仰論』の再構成に関する問い;現在の構成が引き起こしたいろいろな誤解;再編成の利点;再編成をしないとの決断 ほか)
シュライアマハー(1768-1834)は神学者,説教者,プラトンの翻訳家として多方面で活躍しながら,処女作の『宗教論』により鮮烈な感銘を与えた。それは自然理性や道徳性に還元できない宗教の独自性を弁証して,啓蒙主義的宗教観に訣別し,プロテスタント神学を方向づけるとともにドイツ・ロマン主義の宗教観を象徴した。
そのような背景のなかで彼の主著である『信仰論』(1821-22)が刊行されるや各方面からさまざまな批判が寄せられた。著者は本書の改訂に着手できないなか,多くの批判に応えるため二通の公開書簡を発表した。本書はその書簡の翻訳と注解である。第1版と第2版(1830-31)の異同も含めて,著者の意図を正確に理解するうえでも第一級の資料である。名だたる神学者たちが寄せた各種の論評に対して,誤解を糺し,あるいは鋭く反論するなど興味深い議論が展開される。なかでもシュライアマハーの教義学概念の特質と妥当性,敬虔ないし直接的自己意識と絶対依存の感情,そしてキリスト教信仰と近代的学問性の問題など,主要な課題について示唆に富む見解が示される。