- 在庫状況:品切れのためご注文いただけません
[BOOKデータベースより]
私たちが知る歴史はファンタジーにすぎない。インターネット時代の気鋭の論客が、右翼と左翼、それぞれの主張をゼロベースで再検討する。
第1章 幻想としての“戦後”(“戦後イデオロギー”の正体;「ヒロシマ」の復興はいつから始まったのか ほか)
第2章 不完全敗戦論(「ゼロからのスタート」の嘘;「貧しかった戦中」の嘘 ほか)
第3章 「敗戦=国家滅亡」の嘘(誤解だらけの「本土空襲」の真実;関西地方―ほぼ無傷で残った郊外都市 ほか)
第4章 “戦前”と“戦後”の分断と連続(経済的に見た「分断」と「連続」;軍事的に「敗戦」していない日本 ほか)
第5章 「戦後レジームからの脱却」の嘘(虚構としての「戦後レジーム」;「平和国家日本」の嘘 ほか)
私たちが知る歴史はファンタジーにすぎない。
インターネット時代の気鋭の論客が、右翼と左翼、それぞれの主張をゼロベースで再検討する。
1945年8月14日までの日本は2015年の現在でもまったく連続して継続されている。つまり〈戦後〉は虚構であり、また幻想でもある。つまり本来あるはずのない「時代区分」である。よって「戦後◯年」などというのも、もはや効力を発揮しない。それは戦後を「それ以前の日本」とは独立した存在として扱ってきた言説を前提としているからだ。だから、
〈戦後〉とは、
「右派的イデオロギー」の言う「打破、解体、脱却すべきもの」でも、
「左派的イデオロギー」の言う「ことさら護るべきもの」でもない。
逆に言うならば、そのまま受け入れるべき、私たちが生きる時空間、そのリアルの、その地平そのものと言うことができるだろう。(本文より)
【目次】
第一章 幻想としての〈戦後〉
第二章 不完全敗戦論
第三章 「敗戦=国家滅亡」の嘘
第四章 〈戦前〉と〈戦後〉の分断と連続
第五章 「戦後レジームからの脱却」の嘘
「戦後70年」の正体とは。インターネット世代の気鋭の論客が、右翼と左翼、それぞれの主張をゼロベースで再検討する。