大東亜戦争と本土決戦の真実

日本陸軍はなぜ水際撃滅に帰結したのか

並木書房
家村和幸　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2015年07月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784890633296

内容情報

[BOOKデータベースより]

アメリカはなぜ終戦を急いだか？元寇に次ぐ日本史上二度目の本土防衛戦の真実。

第１章　上陸作戦と対上陸作戦（上陸作戦とは？；対上陸作戦とは？　ほか）
第２章　日本陸軍の対上陸作戦思想の背景（元寇；林子平の『海国兵談』　ほか）
第３章　明治陸軍の国土防衛とプロシア流戦術（プロシアシ式戦術教育の導入；鎮台制から師団制へ　ほか）
第４章　大東亜戦争―島嶼守備作戦と松代大本営（島嶼守備作戦から本土決戦へ；大本営移転計画とインパール作戦　ほか）
第５章　対上陸作戦思想の混迷（後退配備・沿岸撃滅か、水際撃滅か？；後退配備が包含する重大な問題　ほか）
第６章　沖縄作戦の「戦訓」（沖縄作戦における水際撃滅の放棄と持久戦；沖縄戦場から帰還した将校による証言　ほか）
第７章　日本陸軍の「覚悟」―水際撃滅の徹底へ（「自己建存思想」を打破する先人の偉業；水際撃滅とは「刺違い」の戦いである　ほか）
第８章　作戦構想の変更と第一線部隊の戸惑い（「水際撃滅」以前；「水際撃滅」の徹底　ほか）
第９章　本土決戦に勝算はあったか？（前線も銃後もない「軍民一体」の戦い；米軍の上陸作戦構想と日本軍の勝算）
第１０章　大東亜共同宣言とポツダム宣言（大東亜共同宣言；カイロ宣言　ほか）
第１１章　日本陸軍の「終戦」戦略（アメリカの対日戦略の変化；日本陸軍の対米「終戦」戦略　ほか）