[BOOKデータベースより]
描写から話者へ!?現代小説の転換点をあきらかにしながら移人称、自由伝聞話法、対偶技法、時空間処理法、心内語、隠喩…などの技法にわけいり作家たちを震撼させ小説の書き方と読み方を根本から変える現代文学批評の第一人者による名著『日本小説技術史』の実践編。
1(移人称小説論―今日の「純粋小説」について;中上健次の自由伝聞話法―『地の果て 至上の時』;阿部和重の対偶技法―『ピストルズ』と『金枝篇』;隠喩は虐待する―小野正嗣『九年前の祈り』;「ので」のあとさき―いとうせいこう&奥泉光『小説の聖典』)
2(小説への「メス」と「愛」―『日本小説技術史』をめぐって×奥泉光;「聴き手」と「語り手」との共犯関係×いとうせいこう;脱構築VS複雑系―今日のフィクションを読む×佐々木敦)
3(横光利一と小説技術―『機械』を中心に;歓待の掟―小説技術の勘所)
『日本小説技術史』の著者が、現代文学にその方法を応用した小説技術の実践編。移人称小説論、自由伝聞話法、対偶技法、隠喩論などを現代作家を対象に展開する、執筆者・読者にとって必読の1冊。
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『日本小説技術史』の著者が現代文学にその方法を応用した小説技術の実践編。移人称小説論、自由伝聞話法、対偶技法、隠喩論などを現代作家を対象に展開する執筆者・読者にとって必読の一冊。