中東特派員が見たイスラム世界と「イスラム国」の真実

ディスカヴァー携書　１４４

ディスカヴァー・トゥエンティワン
荒木基　

• 価格: 1,320円（本体1,200円＋税）
• 発行年月: 2015年06月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784799316863

内容情報

[BOOKデータベースより]

私たちの暮らしはこの地域の石油や天然ガスといったエネルギー資源に頼っている。そうである以上、「イスラム国」にどう対処するのかは、今後、考え続けなくてはいけない大きなテーマになってしまった。たとえ「イスラム国」が消滅しても、イスラム世界と欧米世界との衝突を、もはや他人事とすることはできない。イスラムに無知のままでいることはできない。

第１章　「イスラム国」を知るための「イスラム教」の世界（静寂を破った突然のメッセージ；「イスラム国」？「アイエス」？「ダーシッシュ」？；砂と宗教の世界　ほか）
第２章　「イスラム過激派」と「イスラム原理主義」（宗教対立が生んだ「イスラム国」の種；「アッラーフ・アクバル」；アフガニスタンに集った過激派と「アルカイダ」　ほか）
第３章　「イスラム国」の登場（第２都市の歓楽と「国家樹立」宣言；「カリフ」制復活；女性への残虐な扱い　ほか）
第４章　最も成功しているテロ組織の実態（イスラム教徒に開かれた「国家」；「イスラム国」の統治指数…ム「イスラム国」を支えるサプライ・チェーン　ほか）
第５章　「日本人人質事件」を追う（「殺害の現場に立ち会った」「身代金要求」映像の撮影；キリス・国境検問所　ほか）
第６章　交渉の舞台裏（同情と本音；ヨルダン人パイロットの映像；揺れるヨルダン　ほか）
第７章　世界に広がる「イスラム国」の余波（乱立する「イスラム国」シンパ組織；テロの背景を見抜く；チェニス博物館襲撃の衝撃　ほか）

[日販商品データベースより]

「イスラム国」、そしてそもそも「中東」「アラブ」「イスラム教」とは何なのか…。取材を通じて著者が見聞きした情報や自身の見方をまとめる。「遠い国のよくわからない人たち」を知るための本。