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[BOOKデータベースより]
『神皇正統記』は、南北朝の動乱期に村上源氏の血をひく公家の北畠親房によって、常陸小田城の籠城戦のさなかに、簡略な「王代記」一冊だけを参考として書き上げられたといわれる。神代から後村上天皇にいたる皇位継承の歴史を述べながら、南朝の正統性を主張した書であったが、天皇の在り様について独自のイデオロギーを開示した「王権論」でもある。天皇親政の再現という政治路線は挫折したが、自らが属する王統への強烈な支持表明の展開過程において明確化された視座と価値観とによって、『神皇正統記』は中世期を代表する「思想の書」「革命の書」として、後世の学者・史家に多大な影響を及ぼし、広い読者層を獲得した。
第1章 『神皇正統記』入門(『神皇正統記』の成立と南北朝の動乱)
第2章 『神皇正統記』(天)を読む(序;神代;地神;人皇(一))
第3章 『神皇正統記』(地)を読む(人皇(二))
第4章 『神皇正統記』(人)を読む(人皇(三))
第5章 特別資料(『古事記』『日本書紀』の神系譜;古代・中世天皇家系図)
現代語訳シリーズ第5弾。天皇の皇位継承の順位をめぐって朝廷と武家が二派に分かれていた「南北朝の動乱」のさなか、北畠親房が南朝の正統性を主張するために著した歴史書。初の注釈つき現代語訳で、待望の刊行!
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現代語訳シリーズ。天皇の皇位継承の順位をめぐって朝廷と武家が二派に分かれてた「南北朝の動乱」のさなか、北畠親房が、南朝の正統性を主張するために著した歴史書。本邦初の現代語訳