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[BOOKデータベースより]
顔さえ変えれば、うまくいく?社会学の俊英が解き明かす、美と幸福のふしぎな関係。
第1章 「美容整形」について、語りすぎているようで、何も語っていない私たち(ぐりとぐらの「実況」美容整形;「自分の手で、あの子みたいな理想の幅広二重を」 ほか)
第2章 それぞれの「ダウンタイム」ストーリー(整形経験者にインタビュー;ダウンタイムも冷静 ほか)
第3章 「整形したい」の底にあるモチベーションを紐解く(身体へと向かう、哲学、社会学のまなざし;「フィットネス」と「ボディコンシャス」概念が変えた、私たちの身体感覚 ほか)
第4章 うさぎさん、美容整形で「幸せ」になれますか?(中村うさぎさんに会いに行く;美意識が高い女性たちに、プチ整形は大反響 ほか)
終章 踏み越えられていく「タブー」(「美しさ」を追求するグロテスクさ;整形してフラれた女の物語 ほか)
顔さえ変えれば、うまくいく?
あっけらかんとした「公言」に留まらず、手術前後をブログで「実況」するモデルまで出現し、ますますカジュアルになっていく「美容整形」。ある調査によれば、18歳〜39歳の日本人女性の実に11%が、整形経験者であるという。スマホで手軽に写真撮影・アップロードができ、これまで以上に「見た目」で判断される機会の増えた現代社会。時に美しさは、幸せになるための必要条件であるかのように語られる。美しく生まれた女が幸福に近いのであれば、美しさを「手に入れた」女もまたそうであると言えるのか。現代社会だからこそ出現したこのいびつな問いに、社会学の俊英が挑む。あなたのモラルは、どこまで許す?
【美しささえ手に入れば、何もかもがうまくいく?】 『キャバ嬢の社会学』で話題をさらった新鋭がおくる、現在女性の幸福論。