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- 中世における数のシンボリズム
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古代バビロニアからダンテの『神曲』まで
Medieval number symbolism.
彩流社
ヴィンセント・F.ホッパー 大木富
- 価格
- 4,070円(本体3,700円+税)
- 発行年月
- 2015年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784779121272
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[BOOKデータベースより]
古代文明、占星術、ピュタゴラス派の数論を源泉として、どのように中世の数のシンボリズムが形成されていったのか…。豊富な資料を用いて詳細に分析する古典的名著!
第1章 初歩的数のシンボリズム―古代オリエント、インド、ギリシャ
[日販商品データベースより]第2章 占星術上の数―古代バビロニアと旧約聖書
第3章 ピュタゴラス派の数論―具体的な数論の分析と考察
第4章 グノーシス主義者―グノーシス主義、ヘルメス主義、カバラ、錬金術
第5章 初期キリスト教の著述家―数の寓意的解釈とその基礎の確立
第6章 中世における数の哲学―様々な領域の数の象徴の用法と実例
第7章 秩序の美・ダンテ―『神曲』の数的構成と数のシンボリズムの用法
補遺 北方異教における象徴としての数―古代スカンジナビア、ケルト神話など
古代文明の数の観念が、初期キリスト教などに取り入れられ、
どのようにして中世の数のシンボリズムを形成していったのか…。
豊富な資料を用いて詳細に分析する古典的名著!
「本研究の目的は、数というものは、数学の道具、ましてやゲームの駒などではなく、様々な記憶に満ちあふれ、雄弁に意味を語る、根源的実在であるという意識が、いかに深く中世の思想に根づいていたかを明らかにすることにある。山上におけるキリストの変容に三人の使徒が居合わせたということは、中世においては、軽々しく看過できないことであった。」(「序文」より)