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茶を点てる心は、相手に生きて欲しいと願う心―かつて政争に敗れ、黒島藩を出た柏木靱負が、千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵に隠遁する。今日も山月庵に客を招く。抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。直木賞作家・葉室麟の真骨頂!静かなる闘争の記。
[日販商品データベースより]孤狼の心を胸に秘め、男は還ってきた――かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、高名な茶人となって国に還ってきた。家督を養子に譲り、山中の庵で隠遁生活を送る。今日も山月庵に客を招く。妻の死の真実を知るために。 『陽炎の門』『紫匂う』につづく、講談社オリジナル「黒島藩シリーズ」待望の第3弾。凜とした筆が冴え渡る、直木賞作家の真骨頂! 葉室麟、作家生活10周年記念作品!!
茶を点てる心は、相手に生きて欲しいと願う心――
かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、
千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。
孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵で隠遁生活を送る。
今日も山月庵に客を招く。派閥抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。
これぞ直木賞作家の真骨頂! 静かなる闘争の記。
茶室という戦場では、すべての真実が見抜かれる。
刀を用いぬ”茶人の戦”が、静かに、熱く、冴え渡る!
『陽炎の門』『紫匂う』につづく、大好評「黒島藩シリーズ」第3弾!
葉室麟、作家生活10周年記念作品!!
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孤狼の心を胸に秘め、男は還ってきた――
かつて政争に敗れた柏木靫負が、高名な茶人となって国に還ってきた。
虎と恐れられた男は、家督を養子に譲り、山中の庵で隠遁生活を送る。
今日も山月庵に客を招く。政争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。
直木賞作家が綴る、静かなる闘争の記。
山本兼一『利休にたずねよ』 宮尾登美子『松風の家』 マンガ『へうげもの』
――茶×時代に外れなし!
『陽炎の門』『紫匂う』につづく、講談社オリジナル「黒島藩シリーズ」待望の第3弾。今作のキーワードは「茶」。千利休から連なる武人の茶、戦なき世の武人の誇りとはいかなるものか?
政争に敗れ、妻を喪い、国を去った男。再び戻ってきたのは、山間の庵でささやかな茶会を催すためだった。招かれたのは、いずれも政争にかかわった男たち。
「茶室」という名の戦場で、その真の目的が静かに明かされていく……。
刀を用いぬ武人の戦いと、それを見つめる家族の絆を清冽に描く。
これぞ皓月千里の読み心地! 凜とした筆が冴え渡る、直木賞作家・葉室麟の真骨頂!!