初等数学史 下（近世篇）

ちくま学芸文庫　カ３５ー２
Ａ　ｈｉｓｔｏｒｙ　ｏｆ　ｅｌｅｍｅｎｔａｒｙ　ｍａｔｈｅｍａｔｉｃｓ．

筑摩書房
フロリアン・カジョリ　小倉金之助　中村滋　

• 価格: 1,430円（本体1,300円＋税）
• 発行年月: 2015年04月
• 判型: 文庫
• ISBN: 9784480096128

内容情報

[BOOKデータベースより]

多くの人々にとって、数学は学問である前に生活の知恵である。それは昔も同じことだった。算術は技術や商業とともに発展し、小数や対数といった新たな概念が誕生した。ケプラーは酒樽の容積を量る問題に悩み、パスカルは足し算と引き算ができる計算器を発明した。そして教育の近代化によって、「数学は生活の役に立つ」という実用性が大いに謳われるようになった。数学の芽はいつも身近なところから生まれ、やがてひとつの太い幹へと成長するのだ。下巻はルネサンスから２０世紀初頭までの歩みをたどる。

第３篇　近世の初等数学（算術；代数；幾何学と三角法；数学教育に関する近代的運動）