[BOOKデータベースより]
ブッダの教えに発する仏教は、誕生以来二五〇〇年の歴史の間に二度の大きな「革新」をもった。一度目は、小乗仏教に対する大乗仏教による革新。二度目は、大乗仏教に対する密教による革新。『般若心経』が作成されたのはほぼ四世紀頃、この二つの「革新」のちょうど中間の時期にあたっていた。その結果、『般若心経』は、前者の革新と後者の革新の予兆を経典の内容として盛りこむ“稀有な経典”になったのだ。最新研究により“地に堕ちた経典”とされた262文字の真実。
第1章 地に堕ちた経典
第2章 般若心経の全文
第3章 般若心経、徹底解読
第4章 二百六十二文字の「言霊思想」
第5章 般若心経vs「すべてはある」派
第6章 般若心経の真実
「色即是空」の文法的誤りなど、今や研究者間で“地に堕ちた経典”といわれる般若心経。大乗と密教の間に誕生し、空思想とマントラという異質なものを抱えた経典の驚異の力に迫る。
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「色即是空」の文法的誤り等、今や地に堕ちた経典といわれる般若心経。たった262文字に空思想とマントラを胎む、驚異の力に迫る!