談話空間における文脈指示

プリミエ・コレクション　５５

京都大学学術出版会
劉驫　

• 価格: 2,860円（本体2,600円＋税）
• 発行年月: 2015年02月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784876983698

内容情報

[BOOKデータベースより]

指示詞に対する文・文法からの伝統的なアプローチを越え、談話に着目して話し手と聞き手が「これ」や「あれ」で概念を共有できる仕組みを探る。日本語と中国語の豊富な事例を分析し、個別言語にとどまらず、指示詞から思考とコミュニケーションの謎に迫る対照言語学の書。

序章　指示詞とは
第１章　文から談話へ―談話研究の理論背景
第２章　物語における日中の文脈指示詞―談話構造からのアプローチ
第３章　新聞・ニュースにおける日中の文脈指示詞―圧倒的に使われる近称
第４章　対話における日中の文脈指示詞―情報の転送原則の違い
終章　まとめと展望

[日販商品データベースより]

話し手と聞き手が生み出す談話空間で文脈から「これ」や「あれ」を共有できるのはなぜか。日本語と中国語の豊富な事例を分析。個別言語にとどまらず、指示詞から思考とコミュニケーションの謎に迫る対照言語学の書。