[BOOKデータベースより]
生きもののすみかにおこったこと(何を調べればよいのか;消えたモンシロチョウ;セイタカアワダチソウの黄色い海;アキアカネはどこへ;タカメをめぐる食物連鎖;サケのゆくえ;わがもの顔のイノシシ;食べつづけるノスリ)
生きものの体におこったこと(科学者たちの取り組み;ヤマトシジミから学ぶこと)
調べ続ける人びと(通ってくる研究者;地域に根ざした調査;たて糸とよこ糸)
人間の手による変化(はぎとられる表土、刈りとられる草木;けずられる山、埋められる谷;くらしはとりもどせるのか)
当たり前の光景とは
福島第一原発事故以降の里山の変化を写真と文章で解説。モンシロチョウ、セイタカアワダチソウ、アキアカネ、イノシシなど、生きものたちの姿を通して「自然とは何か」を考える。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 大津波のあとの生きものたち
-
価格:1,540円(本体1,400円+税)
【2015年02月発売】
「被爆の森」というNHKスペシャルを見た。
原発事故から10年経った帰還困難地域では、この本にあるようにイノシシがわがもの顔で闊歩し、アライグマが増殖している。
手入することができない里山は自然のなすがままになり、力のある外来種が生存し生態系までも変えていく。
この本を見ても思うことは、なすすべがないということ。最先端の技術を持ってしても、除染には限界がある。
この10年、福島を定期的に訪ね、研究をし続けている研究者たちがいる。放射能汚染の現実は、こうした研究の結果を見ていくしかないのだろう。
この本は2015年に出版されているので、その後どうなったのか?永幡さんが記録を取り続けておられるのなら、その先を知りたいと思う。(はなびやさん 50代・愛知県 男の子19歳)
【情報提供・絵本ナビ】