戦争を描くリアリズム

石川達三・丹羽文雄・田村泰次郎を中心に

大月書店
尾西康充　

• 価格: 3,080円（本体2,800円＋税）
• 発行年月: 2014年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784272612314

内容情報

[BOOKデータベースより]

多喜二虐殺後、検閲に抵抗しながら、作家たちは戦争にどう迫ったのか。

第１章　『蒼氓』と移民・棄民（石川達三『蒼氓』；移民船から蟹工船へ）
第２章　出版検閲と『生きてゐる兵隊』（小林多喜二「不在地主」と「党生活者」；石川達三『生きてゐる兵隊』）
第３章　戦争を描くリアリズム（丹羽文雄；田村泰次郎）

[日販商品データベースより]

小林多喜二の虐殺とプロレタリア文学運動の崩壊後、作家たちはどのようなリアリズムをもって日本社会や戦争を描こうとしたのか。本書では、石川達三、丹羽文雄、田村泰次郎を中心に取り上げる。