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[BOOKデータベースより]
七十代後半の坂を登り切り、八十歳を超えた作家が見つめる老いの日々。身の回りには、薄い横線で消された名前の目立つ住所録。バッグは肩からすべり落ち、タタミから立ち上がるのに一苦労。そして頭に浮かぶ疑問は、なぜ歳を取ると何事も億劫になるのか、病気の話にかくも熱が入るのか、「ピンピンコロリ」は本当に理想なのか―。一年一年、新しい世界と向き合って歩む日常と思考を丹念に描いた、心に響くエッセイ。
1 人生ノートの余白(歳月重ね、捨て難き物たち;無為の一日の後味 ほか)
2 老いとは生命のこと(ゆとりと怠惰、元気と焦りの間で;何もない平面の恐怖 ほか)
3 古い住所録は生の軌跡(物忘れが叶える境地;その時、こちらはもう… ほか)
4 転ばぬ先の前傾姿勢(八十代初頭の若さとは;転ばぬ先の前傾姿勢 ほか)
5 年齢は常に初体験(幼児の年齢、老人の年齢;キカイ馴染まぬ喫茶店 ほか)
80歳を超えた作家が見つめる老いの日々。なぜ歳を取ると何事も億劫になるのか、病気の話にかくも熱が入るのか。一年一年、新しい世界と向き合って歩む日常と思考を丹念に描いた、心に響くエッセイ。
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つい熱が入る「病気の話」、なかなか処分できない古い住所録……七十代の坂を上りきり、八十代に入った作家が切りとる老いの日々。