- 日本人の身体
-
- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2014年09月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480067944
[BOOKデータベースより]
「膝」と言えば、ピンポイントの膝頭ではなく太ももの前側全体を指し、「肩」と言えば、肩峰のみならず、首肩まわりの「界隈」を指す…おおざっぱであり曖昧であり、細かいことは気にしなかったはずの日本人の身体観。ところが、現代の身体に関する志向性はこれに逆行している。人間同士の境界も環境との境界も曖昧であったがゆえに、他人や自然と共鳴できていた日本人の身体観を、古今東西の文献や文学、また能の詞章を検証しつつ振り返ることで、「カラダ」と「ココロ」に分裂し、内向きになっている現代の身体観を、打開する端緒としたい。
第1章 「身」と「からだ」(欠落した身体;はだか ほか)
第2章 曖昧な身体(主客の境が溶けるとき;時間の境も曖昧に ほか)
第3章 溢れ出る身体(溢れ出す身体;情緒 ほか)
第4章 ため息と内臓(環境と直接つながりたいという欲求;『古事記』に見る欲求の変化 ほか)
私たちはどういう身体観を持っていたのか。本来おおざっぱで曖昧であったがゆえに、他人や自然と共鳴できていた日本人の身体観を、古今東西の文献を検証しつつ振り返り、現代の窮屈な身体観から解き放つ。
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おおざっぱで曖昧。ゆえに他人や自然と共鳴できていた日本人の身体観を、古今東西の文献から検証し、内向きの身体観から解き放つ。