[BOOKデータベースより]
日中混血の青年カケルは、上海の親元を離れ日々を徒然に暮らしている。ある日、ビザの更新のために日本へ行くことになり、オタクの聖地、秋葉原に辿り着く。その馬鹿馬鹿しくも傑作な結末とは?―ユニークなルビで読む者を圧倒する文章表現。クリティカルな日中文化論、そして見事な漱石論(パロディ)。大型新人のデビュー作。第57回群像新人文学賞受賞作。第151回芥川賞候補作。
[日販商品データベースより]「奇抜卓抜」「面白い」「見事な漱石論」、大絶賛の声・声・声。日本語と中国語を混交した斬新な文体で、日本人の父を持つ中国の青年の成長を描く、ユーモラスな話題作。〈受賞情報〉群像新人文学賞(第57回)
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上海に住む日中混血(ダブル)の青年、カケル。
親元を離れ日々を徒然に暮らしていたが、ビザの更新のため日本に行くよう母親に言われる。一人旅のすえたどりついたのはオタクの聖地、秋葉原。その馬鹿馬鹿しくも傑作な結末とは?
――「日本語を学ぶ中国人を読者に想定した小説」、すなわち「カタカナを使わない小説」を書くというコンセプトのもと綴られるカケルの物語は、見たことのないルビ使い、日本語と漢語を大胆不敵に混交した文章で、読むものを幻惑し圧倒します。言語自体を相対化する文章表現、日中現代文化への風刺、漱石や子規他近代文学のパロディなどなど、知的な企みは、新鮮な驚きに満ちています。思わず声を出して笑ってしまう、個性的なユーモアにも注目してください。
「面白い小説」そして「優れた批評」を一度に堪能できる、今年を代表する文学が誕生しました!