[BOOKデータベースより]
言語の可能性を生涯にわたり問い続けたベンヤミン。その思考は晩年、歴史を語る言葉の探究として展開していった。「翻訳」と「想起」から言語の可能性を切り開く、その思想の核心に迫る。
序章 ベンヤミンの言語哲学の射程(天使という思考の像;今、ベンヤミンとともに言語を問う;ベンヤミンの言語哲学の射程)
第1章 翻訳としての言語へ―「言語一般および人間の言語について」の言語哲学(ベンヤミンの言語哲学をめぐる思想史的布置;言語とは媒体である;言語とは名である;言語とは翻訳である)
第2章 「母語」を越えて翻訳する―「翻訳者の課題」とその布置(ディアスポラから言語を見つめ直す;ベンヤミンとローゼンツヴァイクにおける言語の創造としての翻訳;言語のディアスポラを生きる翻訳)
第3章 破壊による再生―あるいは言語哲学と歴史哲学の結節点(迂路を辿る言語;像としてのアレゴリー;言語哲学と歴史哲学の結節点)
終章 歴史を語る言葉を求めて(認識批判としての歴史哲学;想起にもとづく歴史の言葉へ;過去の像としての歴史を語る言葉)
言語の可能性を生涯にわたり問い続けたベンヤミン。その思考は晩年、歴史を語る言葉の探究として展開していった。本書では、「翻訳」と「想起」から言語の可能性を切り開く、その思想の核心に迫る。
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ベンヤミンの言語哲学から歴史哲学へわたる歩みを他者に応答する言葉の可能性の解放という一貫したモチーフの中に描くベンヤミン論。