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[BOOKデータベースより]
憲法制定と選挙。民主的制度の構築は進んだが政治は腐敗と暴力の渦中にある。責任はどこに。イラクは再び中東の火種となるのか。「戦後」がわかる簡潔な一冊。
序 未来の展望
第1章 暴力の推進要因
第2章 反体制暴動から内戦へ―暴力の担い手たち
第3章 アメリカの政策と対暴動ドクトリンの復活
第4章 行政と軍事的能力の再建
第5章 エリート間の排他的な取り引きと新しい権威主義の高まり
第6章 攻守の逆転―中東におけるイラクの役割の変化
結論
アメリカ主導によるイラク侵攻からまる10年。民主的制度の構築は進んだが、政治は腐敗と暴力の渦中にある。イラクは再び中東の火種となるのか。終戦から2012年までのイラクを明快に解き明かす好著。
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開戦から丸10年。国際的関心が薄れる間も、イラクは着実に一定方向へ進んできた。そして今、新たな独裁化に向かっている可能性がある。「まるでシェイクスピア劇のような」その展開を高い客観性と分析力で報告したとして、本書は『エコノミスト』誌の2013年ベストブックスに数えられた。著者は国際戦略研究所シニアフェロー(中東政治専門)。イラク戦争総括としてベストかつコンパクトな一冊。