- パブロ・カザルス
-
奇跡の旋律
「知の再発見」双書 164
Pablo Casals.- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2014年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784422212241
[BOOKデータベースより]
第1章 生まれながらの音楽家
第2章 飛躍と公認
第3章 バルセロナの指揮者
第4章 プラードの町への亡命
第5章 現代の良心
資料篇―良心の人、奇跡の旋律(カザルス、現代流チェロの創始者;カザルスとバッハ;人々の見たカザルス;カタルーニャ人、カザルス;プラード音楽祭の変遷)
かつて「耳ざわり」とまで言われたチェロ。演奏の姿勢から技法までを改革し、その近代的奏法を確立した20世紀の巨匠・カザルスの生涯。「奇跡の旋律」が生まれた歴史に迫る。
チェロの近代的奏法を確立した20世紀の巨匠の生涯。カザルス以前のチェロは、ピアノやヴァイオリンよりも劣る楽器とみなされ、その音色は耳ざわりとまで言われることもあった。しかしカザルスは演奏の姿勢から技法までを改革し、自然な演奏を可能にした。また、スペインのカタルーニャ地方出身であり、フランコ独裁政権への抗議や反ファシズムの姿勢を取り続けた平和活動家としての顔も持つ。「奇跡の旋律」が生まれた歴史に迫る。