- 近代哲学の根本問題
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- 価格
- 7,150円(本体6,500円+税)
- 発行年月
- 2014年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784862851901
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【2020年02月発売】
[BOOKデータベースより]
近現代哲学の問題群を考察、その意味と根拠を問う。
第1部 言葉と歴史(解釈学と言語分析―対話への手掛かり;歴史哲学と歴史理解;時間と歴史;呼びかけへの傾聴―言語の超越論的構成機能について)
[日販商品データベースより]第2部 自由とその根底(自由な自己規定と意味への関わり;意味と価値―言語論的観点から;価値と存在―リンテレンの価値哲学から出発して;無の概念と現象)
第3部 超越理解と宗教論―フィヒテ、ハイデガーをめぐって(フィヒテと現象学―フィヒテ思想(一八〇四‐〇六年)における現象概念について;フィヒテの宗教思想の生成―『浄福なる生への導き』を中心に;フィフテの宗教哲学的思惟の発展;ハイデガーにおける神学と神への問い)
第4部 純粋経験と宗教―西田哲学をめぐって(西田幾多郎―生涯と思想;「純粋経験」の宗教的側面;前期西田における自己意識と自由意志;純粋経験と絶対意思)
"現実全体を視野に収め,その全体が何であり,何がその根拠であり意味であるのかを問うとき,そこで思考は哲学になる。本書はそのような思考に貢献する試みである。近代哲学は当初より思考は自己自身に関わり,自らが理解内容に意味を与えるとされた。その結果,自己自身でその根拠と意味を確証することが迫られた。こうした近代的思考が限界に突き当たるとき,思考によっては生み出せない〈他〉に出会い,それに対して思考が自らを開くことが切実な課題となる。近代哲学の根本問題を論ずるには,こうした問いから出発しなければならない。
第1部「言葉と歴史」では,解釈学と言語分析,歴史哲学と歴史理解,時間と歴史,呼びかけへの傾聴,第2部「自由とその根底」では,自由な自己規定と意味への関わり,意味と価値,価値と存在,無の概念と現象,第3部「超越理解と宗教論」では,フィヒテと現象学,フィヒテの宗教思想の生成,フィヒテの宗教哲学的思惟の発展,ハイデガーにおける神学と神への問い,第4部「純粋経験と宗教」では,西田幾多郎,「純粋経験」の宗教的側面,前期西田の自己意識と自由意志,純粋経験と絶対意志,など全16章により多様な考察が展開される。"