ドキュメント豪雨災害

そのとき人は何を見るか
岩波新書　新赤版１４８７

岩波書店
稲泉連　

• 価格: 858円（本体780円＋税）
• 発行年月: 2014年06月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784004314875

内容情報

[BOOKデータベースより]

決壊する河川、崩壊する山々、危険をはらむ土砂ダム…。東日本大震災から半年後、紀伊半島を襲った台風は一〇〇名近くの犠牲者を生んだ。その時、人々は何を見たのか。奈良県十津川村、和歌山県那智勝浦町の現場を、ノンフィクション作家が行く。首都水没予測も含め、豪雨災害の実態を伝える迫真のドキュメント。

第１章　深層崩壊する山々―奈良県十津川村（台風一二号の爪痕；十津川村災害史；救援体制はどう作られたか）
第２章　那智谷を襲った悲劇―和歌山県那智勝浦町（時間雨量一〇〇ミリ超の現実；太田川を警戒せよ；死角だった那智谷；自衛隊災害派遣；災害現場と役場との間）
第３章　首都水没への警告（ゼロメートル地帯；土地に刻まれた歴史；カスリーン台風を語る；減災へ）