- 生命のからくり
-
- 価格
- 924円(本体840円+税)
- 発行年月
- 2014年06月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784062882682
[BOOKデータベースより]
単純な化合物だった生命は、悠久の時を経て、多様化し高度な知能を有する人類へと進化した。そこにはどんな「からくり」があったのか?サイエンスミステリーの新たなる傑作が誕生。
序章 生命の糸・DNA
第1章 生命と非生命
第2章 情報の保存と絶え間なき変革
第3章 不敗の戦略
第4章 幸運を蓄積する「生命」という情報システム
第5章 生命における情報とは何か
第6章 生命と文明
終章 絡み合う「二本の鎖」
現在の地球に存在する多様な生き物たちは、単純な化合物から進化してきたと考えられている。「生命」が単なる物質から決別し、その脈打つ「鼓動」を得たのは、どんな出来事が転換点となったのだろうか? 本書では、最近の生命科学の進展から得られた数々の知見を通じて、生命の根源的な性質を「自己情報の保存とその変革」という二つの要素と捉える。これらが悠久の時を経て織りなす「生命」という現象の「からくり」に迫る。
現在の地球に存在する多様な生き物たちは、単純な化合物から進化してきたと考えられている。「生命」が単なる物質から決別し、その脈打つ「鼓動」を得たのは、どんな出来事が転換点となったのだろうか? 本書では、最近の生命科学の進展から得られた数々の知見を通じて、生命の根源的な性質を「自己情報の保存とその変革」という二つの要素と捉える。これらが悠久の時を経て織りなす「生命」という現象の「からくり」に迫る。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 遺伝子とは何か?
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2022年04月発売】
- 眠れなくなる進化論の話
-
価格:1,738円(本体1,580円+税)
【2012年01月発売】
- 生殖細胞の発生と性分化
-
価格:5,500円(本体5,000円+税)
【2000年01月発売】
生命は、根源的な「葛藤」を持っている。それは、生命には相矛盾する二つの性質、「自分と同じ物を作る」ことと「自分と違う物を作る」ことが必須であることに起因している。
この二つの性質は、表面的には正反対のベクトルを持っており、生命の歴史は、言うならば、この自己肯定と自己否定の「葛藤」の中で育まれてきたようにも思える。生命は、この「葛藤」をどのようにして克服してきたのか? 最新のゲノム科学が明らかにした摩訶不思議としか言えない生物たちの姿から、生命の謎を解き明かす。福岡伸一『生物と無生物のあいだ』から7年。新たなる才能を持ったサイエンスライターが誕生した!