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- 民のモラル
-
ホーガースと18世紀イギリス
ちくま学芸文庫 コ42ー1
- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2014年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480096234
[BOOKデータベースより]
徹底的な史料の読み込みと、図像の分析で文化史研究に新たな地平を拓いたあの先駆的な名著に、図版を増補。本書では18世紀ころのイギリスで行われていた制裁の儀礼「女房売り」「シャリヴァリ」から食糧蜂起にいたる、いじめと騒ぎの歴史をひもとき、イギリス民衆の正義や秩序の意識を解読。さらにジェントルマンの日記やローカル新聞の記事、裁判記録などから、統治者といえども時代の作法・約束事にしたがわざるをえなかった事情を明らかにする。そうした観点からホーガースなどの風刺画を解析してみると―。当時のイギリスの街中を旅して、人々と出あえるような、出色の一冊。
第1章 異文化としての歴史(「女房売ります」;スキミントンに出くわす;制裁の儀礼と文化の歴史)
第2章 暦と十八世紀―名誉革命体制と反乱(日付けの象徴性と政治文化;ジョージ治世元年の群衆)
第3章 法の代執行―食糧一揆の世界(史料のレヴェル;一七五六〜五七年の食糧一揆群;一揆のパターン;規律・法・正当性)
第4章 騒ぎとモラル―第二の世界の噴出(家父長的な統治と民衆;労働・コミュニティ・性)
第5章 ホーガースの黙劇―政治文化の表象(二つの文化の併存;権力と群衆)
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あらゆる権威が失墜していた18世紀イギリスでは、民のモラルこそが「法」であった。新聞や裁判記録、絵画資料などから、生の歴史を読み解く。