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[BOOKデータベースより]
自然を征服し、異民族を統合してきたローマ・キリスト教文明とその根底に伏流するケルト世界という二重性を孕んだ『ハムレット』。そこに激しく共振するマルクスを、『資本論』の中に読み解く野心作。
第1章 マルクスとハムレット
[日販商品データベースより]第2章 ヘーラクレース的なマルクス
第3章 ガリアのヘーラクレース、アンリ四世
第4章 剰余価値論の悶えるマルクス
第5章 ハムレットに引き寄せられるマルクス
第6章 マルクスのケルトへの屈折したまなざし
第7章 ハムレットのキドプロコ
第8章 価値表現のキドプロコ
第9章 生皮のキドプロコ
終章 元手との新しいつきあい方―ヘーラクレースからマーキュリーへ
近代的欧州と前近代的ケルトの二重性を抱く『ハムレット』。そこに激しく“共振”したマルクスを『資本論』の中に見出すことで、マルクスの資本主義批判を初めて近代主義の桎梏から解き放つ野心作。