- 鬼畜の家
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- 価格
- 803円(本体730円+税)
- 発行年月
- 2014年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062778251
[BOOKデータベースより]
我が家の鬼畜は、母でした―保険金目当てで次々と家族に手をかけた母親。巧妙な殺人計画、殺人教唆、資産収奪…唯一生き残った末娘の口から、信じがたい「鬼畜の家」の実態が明らかにされる。人間の恐るべき欲望、驚愕の真相!第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞、衝撃のデビュー作。
[日販商品データベースより]「おとうさんはおかあさんが殺しました。おねえさんもおかあさんが殺しました。おにいさんはおかあさんと死にました。わたしはおかあさんに殺されるところでした……」
我が家の鬼畜は、母でした――。保険金目当てに次々と家族を手にかけていく母親。 巧妙な殺人計画、殺人教唆、資産の収奪…… 信じがたい「鬼畜の家」の実体が、唯一生き残った末娘の口から明らかに。母の異常犯罪とは!
島田荘司選 第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。
島田荘司が見いだした、元・弁護師による衝撃のデビュー作。
『衣更月家の一族』、『殺意の記憶』と続いていく榊原聡シリーズの第一作。
デビュー後『衣更月家の一族』『螺旋の底」と毎年本格ミステリ大賞候補作となっているミステリー界の新星となった元弁護士。この著者だからこそ描けた、リアルかつ恐ろしい人間の欲望。そして驚愕の真相!
「舌を巻くしたたかな遣り口。
衝撃の語りで隠蔽する騙しの精密機械。
もしもそう言って許されるならだが、優れた法律家とその作業世界こそは、下方で頑張る物語創作世界への、最高にして最良のファームなのかもしれないという思いを抱く。
法曹界や医学界、あるいは学問の世界を勤勉に支え終えた退職者たちの黙々とした余生の筆、その濃密さこそが、今後はジャンルを支える時代に、社会は静かに向かっている。
深木章子氏の登場は、そういうことをこちらに感じさせ、期待させてくれる、自分にとってはひとつの事件であった」
島田荘司(解説「名人職人の華麗な柱時計」より)
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北区の太
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注目株
今、一番気になっているミステリー作家。60歳を機に執筆活動を開始したという遅咲きで間もなく古希を迎える年齢ながら、ストーリィには年齢を全く感じさせない。どろどろした女性の情念を冷徹な筆致で描き出し、良質なミステリーに仕立てている。これ以降の作品、「衣更月家の一族」・「螺旋の底」も期待を裏切らない。読んで損なし。
我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。悪意とはなにかを考えさせる問題作