[BOOKデータベースより]
太平洋戦争がおわって一年、山の中の小学校で、ある少年が、ふしぎなねんど細工をつくった。それは、戦争をおこしたり戦争で金もうけする悪いやつをやっつける神さまだという。それから、長い年月がながれ…。表題作「ねんどの神さま」はじめ、戦争、平和についての作者の深い思いを伝える三作。
[日販商品データベースより]那須正幹の幅広い作品群から、これからの子どもたちに届けたい作品を厳選した、子どもたちのいちばん近くにある童話集。本巻は、戦争、平和についての、著者の心からのメッセージを伝える3編を収録。
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価格:1,210円(本体1,100円+税)
【2024年06月発売】
「ねんどの神さま」、「八月の髪かざり」は再読になりますが、初めて読む最後の「The End of the World 」でショックのだめ押しをされました。
那須正幹さんのどちらかというとユーモアな作品とはまったく異なり、戦争に対する怒りと、反戦の主張が凝縮された作品集です。
それぞれにシニカルな内容が心に突き刺さります。
この作品を読まなければ、広島原爆の被爆者である那須さんの本当の姿はわからないのかも知れません。
避けて通らずに、子どもたちには是非とも読んで欲しい作品集です。
絵本で読んだ「ねんどの神さま」では、今とは全く異質な武田美穂さんの絵に驚いたのですが、その武田さんが挿絵を描かれているのも印象的でした。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】