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- 日本語の近代
-
はずされた漢語
ちくま新書 1062
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2014年03月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784480067678
[BOOKデータベースより]
江戸期までの日本語は、日本の固有語である和語と、中国語から借用した漢語とが緊密に結びついて形成されてきた。そこでは、訓を媒介にして漢語の意味をとらえるシステムが働き、漢語が日本語にとっての「公性」を支えていた。しかし、日清戦争頃を境目として、使用する漢字を減らし、漢語をいわば「はずす」ような動きが起こった。近代国家へと変貌を遂げる過程で、日本語が初めて経験する人為的なコントロールとは?明治期の小学校教材を通してその全貌を追う。
序章 明治期の日本語
第1章 『小学読本』前夜―和漢洋の成立
第2章 『小学読本』の時代―和漢洋の形成と定着
第3章 和語と漢語と
第4章 漢字から仮名へ―和漢洋から和洋へ
第5章 現代への問題提起
江戸期までの日本語は、和語と漢語が緊密に結びついて形成されてきた。しかし、日清戦争を境に漢字・漢語を「はずす」ような動きが起こった。明治期の小学校教材を通して、日本語の人為的コントロールの全貌を追う。
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漢語と和語が深く結びついた日本語から日清戦争を境に漢字・漢語が外されていく。明治期小学教材を通した人為的コントロールを追う。