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[BOOKデータベースより]
中国音楽が日本などの周辺諸国に大きな影響を及ぼしてきたことは贅言を要さない。しかし我々の中国音楽への理解は極めて典型化されたものであり、換言すれば、それは中国音楽の一面に過ぎなかった。中国音楽が日本文学にもたらした複雑な文化的、歴史的、制度的なプロセスや、音楽家・文学者双方の意図から生ずる「再創造」の営みを検討するとともに、『うつほ物語』などの王朝物語に見える、当時の人々の交流や信仰などとも関わり合う、東アジアの音楽文化の様相を考察する。
1 音楽物語としての『うつほ物語』(『うつほ物語』の音楽―音楽故事の影響を考える;『うつほ物語』あて宮の精神的流離と『琵琶行』―「内侍のかみ」・「蔵開」を中心に ほか)
[日販商品データベースより]2 物語の「音」(平安期物語文学における琴と夢;源氏物語から浜松中納言物語へ―方法としての独詠)
3 中国音楽の展開(中国出土の古代楽器と音楽文化―隋唐墓から出土した伎楽俑と楽器を中心として;琵琶、箏と古琴から―白楽天詩歌における楽器のイメージ、及びその音楽論について ほか)
4 大陸への憧憬(『菅家文草』の「琴」;日本中世説話文学にみる中国音楽説話をめぐって)
5 音楽文化史からの視座(琴の現存最古の楽譜『碣石調幽蘭第五』に見る古代琴楽の実像;龍笛と古代の笛、そして文学 ほか)
中国音楽が日本文学にもたらした複雑な文化的、歴史的、制度的なプロセスなどを検討。「うつほ物語」などの王朝物語に見える、当時の人々の交流や信仰などとも関わり合う東アジアの音楽文化の様相を考察する。