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[日販商品データベースより]
未熟な教師が生徒との間につないだ心の架け橋
昭和20年代後半、医学を志していた「私」は家庭の事情で学業を中断して就いた教職に天職を見出し、教員になろうと決意する。実体験を基に綴る中篇小説。
旧制の専門学校で薬学を履修していた私にとって、医学への志向はたんなる思い付きではなかった。しかし、いったん教職にのめり込むと、医師を志す道への再転換はむずかしいことに気づいた。なぜなら当時、専門課程であるメディカル(後期医科)コースへ進むには再度受験が必要で、勉強のために時間を割くのはむずかしかった。また、それ以上に、子どもたちから感じられるもえ上がる息吹と生きる楽しさは、他の何物にも代えがたかった。そこで、私は教職の道に進むことを決心したのだった。……こしかけ先生の二年が将来目標をがっちりと決めさせてくれたのだ。 (本文より)