[BOOKデータベースより]
躍動する禅僧、花ひらく文化。中国の壮大な「禅宗ネットワーク」につながる中世日本。結節点となった五山に隆盛した文化を総合的に描き、「日本文化」における重要性を見なおす。
第1部 東アジアをまたぐ禅宗世界(海域ネットワークのなかの五山;日本の五山禅宗と中世仏教;地方勢力の成長と五山)
第2部 受容と創造―日本伝統文化の源流(五山版から古活字版へ―出版と学問の飛躍;漢詩文を読むことと書くこと;詩書画と唐物―美術史から見た五山;禅院の風景―建築・庭園研究の視点から;栄西から利休へ―茶文化研究から見た五山文化;五山のゆくえ―思想史研究の視点から)
「国」単位の歴史を超えて、交流の場としての「海域」から描きなおした「新しい世界史」の可能性を示すシリーズ。本巻では、五山に隆盛した文化を総合的に描き、「日本文化」における重要性を見なおす。
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五山を結節点につながる海域ネットワークと、そこから独自に発展・変容していった「日本文化」の形成過程を描き出す。 禅宗世界のトップにあった寧波・杭州の五つの寺院、「五山」.日本でも五山を指定するがこれが受け皿となり禅をはじめとして文学・書画・茶・庭園などさまざまな文化がもたらされる.東アジアをまたいでつながる五山文化の世界性に注目しながら「日本文化」の形成過程を明らかにする.