「東京物語」と小津安二郎

なぜ世界はベスト１に選んだのか
平凡社新書　７１１

平凡社
梶村啓二　

• 価格: 836円（本体760円＋税）
• 発行年月: 2013年12月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784582857115

内容情報

[BOOKデータベースより]

二〇一二年、世界で最も信頼ある映画雑誌のアンケートで、「東京物語」が、監督たちの選ぶ映画ベスト１に輝いた。六〇年前に日本で発表された映画が、なぜ今も、世界中の監督から賞賛され、涙ながらに語られるのか。時代も国境も、民族も超えて愛される名画の秘密を、気鋭の小説家が、小津安二郎への敬意を胸に、読み解く。

外国人映画監督たち
紀子とは誰なのか？
周吉の旅　笠智衆のこと
子供について　異時同図としての家族
生活人　志げと幸一
東京について
着物とスーツ
戦争のこと
音と音楽について
夏について
整理された画面
軽さについて
時間という王

[日販商品データベースより]

２０１２年、世界の映画監督が選ぶ歴代映画ベスト１に「東京物語」が選ばれた。公開から６０年たった今も、日本人のみならず、世界中の人々の心を揺さぶる映画の秘密に、気鋭の作家が挑む。