- 在庫状況:品切れのためご注文いただけません
- 斜線
-
方法としての対角線の科学
講談社学術文庫 2209
Obliques pre´ce´de´ de images,images….- 価格
- 968円(本体880円+税)
- 発行年月
- 2013年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062922098
[BOOKデータベースより]
「宇宙は解き難く錯綜している…しかしそれは解きほぐされうるものだということに賭けねばならない。さもなければ、思考というものはいかなる意味ももたない…」。蝶の翅、岩石の文様、絵画、神話…。深奥においてすべての現象を統べる原理があるのではないか?フランスの戦闘的な知の巨人が提唱した「対角線の科学」の方法と可能性を読む。
第1部(ラマルクの誤謬;循環的時間、直線的時間;付録 自然における幻想的なものに関する逆説的観念)
第2部(現前している想像の世界;変化発展しつつある想像の世界)
結論にかえて 詩への接近―アラン・ボスケへの手紙
本書は、サブタイトルにある「対角線の科学」について、フランスの碩学カイヨワが論じたものです。対角線の科学とは、「既得の知識をいろいろな形で横方向に切断することによって、時として危険なまでに細分化してしまっている様々な探究分野の区分を補修する」という目的をもっています。
たとえば、蝶の翅、岩石の文様、絵画、神話になんらかの共通する構造を探り出そうとします。人間界と自然界の両方の現象の背後に潜む法則・原理を取り出しうるという方にカイヨワは賭けるのです。神話学、宗教学、社会学、人類学、動物学、鉱物学、数学