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[BOOKデータベースより]
追憶と鎮魂(城下町・金沢の風土に育った藝の血筋;「化鳥」小考―「化鳥」の語が暗示するもの;「化鳥」―鏡花社会小説の起点;「鴬花径」―幼児的“母恋い”抜け出た画期作;「海の鳴る時」―出郷・鏡花の心にあり続けたいで湯「辰口」;「海城発電」―明治軍国主義と赤十字博愛精神;「風流線・続風流線」―社会通念への痛烈な批判と恋愛至上;「縁結び」から「由縁の女」へ―この世ならぬ「姉さん」との結縁こそ;「河伯令嬢」―形代への贖罪と鎮魂・「生涯の決算」を心に)
[日販商品データベースより]わが心の泉鏡花(「露宿」―大震災時の鏡花と犀星;鏡花批判「葉花星宿」への疑問;極端な食癖と郷土の味への信頼;秋の逗子に鏡花の足跡を訪ねて;わが心の「泉鏡花」)
日本の近代文学に絶大な影響を与えた文豪、泉鏡花。生誕140周年を迎えた今、鏡花の故郷・金沢に住み、鏡花に惹かれ続ける研究者が、その作品の軌跡を辿る。「追憶と鎮魂」「わが心の泉鏡花」の2部構成。