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2009年のギリシャに端を発し、もぐら叩きのように繰り返される債務危機と、「too little,too late(少なすぎるし、遅すぎる)」と評されるEU首脳たちのドタバタ劇。ドイツ、フランス、イギリスなど主要国は同床異夢で、南欧諸国の放漫ぶりに北欧との溝は深まるばかり。第二次大戦の教訓に始まる大欧州という理想像は、もはや崩壊の途にある―その歴史と、近年の混乱の本質を探る現地最新レポート。
1 ギリシャ危機は悲劇か、喜劇か
2 ドイツ、フランス、イギリスのこじれた三角関係
3 まとめ役不在の大欧州の進路
4 台頭する右翼、左翼への郷愁
5 新盟主ドイツはどこへ行く
6 ロシア・マネーで乱れる足並み
7 ECB・欧州中央銀行の蹉跌
8 南欧大国の没落
9 EUの内部対立と未来
同床異夢の主要国、南欧と北欧の深い溝。大欧州の理想を掲げたEUはもう崩壊寸前。EUとユーロという超国家的な実験をめぐって、その歴史と近年の混乱の本質を探る、現地最新レポート。























同床異夢の主要国、南欧と北欧の深い溝。大欧州の理想を掲げたEUはもう崩壊寸前。国家エゴと混乱の背景を描く現地最新レポート。