ロスト・モダニティーズ

中国・ベトナム・朝鮮の科挙官僚制と現代世界
叢書「世界認識の最前線」　
Ｌｏｓｔ　ｍｏｄｅｒｎｉｔｉｅｓ．

ＮＴＴ出版
アレクサンダー・ウッドサイド　秦玲子　古田元夫　

• 価格: 3,520円（本体3,200円＋税）
• 発行年月: 2013年11月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784757141582

内容情報

[BOOKデータベースより]

近代性は、人の理性といったものと同様、複数の形態で存在する。東西古典教養に通じた碩学にしてなしえた世界認識。

第１章　懐疑的な科挙官僚（ベトナムと朝鮮の重要性；東アジアはどんな時代に位置しているのか？；政治的弊害についての分析）
第２章　メリトクラシーの裏の世界（文章による政治の不安定さ；エリートの自尊心をめぐる問題；ポスト封建期の忠誠の問題）
第３章　行政による福祉という夢（古代における福祉の理想の卓越；試される官僚主義的な税制改革；連体意識の不足の再現；孟子は未だ死なず）
第４章　科挙官僚マネジメントの理論家たち？（科挙官僚主義に対する分裂した諸見解；韓国のインスピレーション；科学崇拝と科挙官僚の理想；システム理論の科挙官僚化；弊害分析の再出現）

[日販商品データベースより]

近代性は、人の理性といったものと同様、複数の形態で存在する。東西古典教養に通じた、碩学にしてなしえた世界認識。懐疑的な科挙官僚、メリトクラシーの裏の世界、行政による福祉という夢などについて語る。