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[BOOKデータベースより]
19世紀後半〜20世紀初頭のアメリカで大量に出版された安価な物語群「ダイムノヴェル」。大衆が愛読した「ダイムノヴェル」の特徴から、アメリカ社会の底辺に蓄積された文化的営為を掘り起こし、アメリカ人に形成された「意識」を探る。ネイティヴ・アメリカン、奴隷制、西部のアウトローから探偵小説、SF、ワーキングガールまで。
第1章 ダイムノヴェルの登場―スティーヴンズ『マラエスカ』とエリス『セス・ジョーンズ』
[日販商品データベースより]第2章 ダイムノヴェルと奴隷制―ヴィクター『モーム・ギニーとそのプランテーションの「子どもたち」』
第3章 無法者のヒーローと男装のヒロイン―ウィーラー「デッドウッド・ディック」シリーズ
第4章 ダイムノヴェルと探偵小説―ヴィクター『配達されない手紙』『フィギュア・エイト』
第5章 SFダイムノヴェル―テクノロジー、冒険、帝国主義
第6章 ワーキングガールから遺産相続人へ―ローラ・ジーン・リビーの恋愛小説をめぐって
印刷技術の革新により、出版界が急成長をとげた19世紀半ばのアメリカ。「資本家」としての出版社が登場、内容や販売戦略等、出版物全体をプロデュースし、規格化した物語本を低価格で次々と世に送り出した。
商標名「ダイムノヴェル」【1ドル分の内容を1ダイム(10セント)で提供する】は、19世紀後半〜20世紀初頭のアメリカで大量に出版された安価な物語群を意味するようになる。
本書は、ネイティヴ・アメリカン、奴隷制、西部のアウトロー、探偵小説、SF、ワーキングガールを扱った作品からダイムノヴェルの特徴を読み解き、アメリカ社会の底辺に蓄積された文化的営為を掘り起こし、アメリカ人に形成された「意識」を探る試みである。