[BOOKデータベースより]
途上国発展の成功と失敗の物語。開発独裁で成功した国、ガバナンスに失敗した国、「資源の呪い」を経験した国、ポピュリズムに陥った国、…。マレーシア、シンガポール、韓国、インドネシア、アルゼンチン、ガーナ、スリランカ、バングラデシュ、ネパール、ブータン、日本の11カ国を検証しその答えを探究する。
開発の旅
マレーシア:一次産品と経済発展
シンガポール:通商国家の構築と工業化
韓国:漢江の奇跡と産業構造の高度化
インドネシア:「資源の呪い」を超えて
アルゼンチン:ポピュリズムと経済発展
ガーナ:国家崩壊の更生の物語
スリランカ:「天国に一番近い国」の悲劇
バングラデシュ:貧困に喘ぐ「黄金のベンガル」
ネパール:開発の挫折
ブータン:公共政策としてのGNH(国民総幸福量)
戦後日本の高度成長:産業政策は成功したか
開発戦略と政策のナラティブ
開発独裁で成功した国、ガバナンスに失敗した国、「資源の呪い」を経験した国、ポピュリズムに陥った国…。マレーシア、シンガポールなど11か国を検証しその答えを探究する。途上国発展の成功と失敗の物語。
途上国の発展になぜ成功と失敗があるのか。マレーシア、シンガポール、韓国、インドネシア、アルゼンチン、ガーナ等11カ国を検証。 開発途上国にはさまざまな発展パターンがある。開発独裁で成功した国、ガバナンスに失敗した国、「資源の呪い」を経験した国、ポピュリズムに陥った国、等々。その成功と失敗を分けたものは何であろうか。本書は、開発経済学の立場から、著者自身が実際に検分した国々を対象に経済の発展段階に至る経緯をつぶさに観察し、学生・研究者のためにその実際を解き明かす。