- いつも手遅れ
-
Si sta facendo sempre piu` tardi.
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2013年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784309206325
[BOOKデータベースより]
人が時間に遅れるのか。時間が人を追い越すのか。裏切り、恋慕、老い、後悔…。それぞれの物語を秘めた18の書簡。
海にあずけたチケット
川
Forbidden Games(禁じられた遊び)
血のめぐり
清らかな女神
会いにいったけれどきみはいなかった
収容所(の有刺鉄線)から解放されることの難しさについて
わが家からの朗報
ただ一弦のハープは何の役に立つのか?
あなたはいいひとだから
書かなかった本、果たせなかった旅
仮面は疲れて
人生の奇妙なかたち
昇天祭前夜
わが淡い瞳、蜜のような髪
きみを欲し、きみをもとめ、きみの名を呼び、きみを眺め、きみを感じ、きみを夢みる
書かなければならない手紙
いつも手遅れ
無に向かって広がる声の万華鏡。
読めば読むほどふかみにはまる。
タブッキに惚れたってことよ。――小池昌代(詩人)
こうして小説になったこれらの手紙の性質はどんなものか話せと言われたら、恋文だと規定してみせるかもしれない。それは相当広い意味において、つまり広大な愛の領域と同じくらい広くて、怨恨、憤慨、郷愁、後悔といった、愛の領域とは無縁に見える未知の領域にまで広がっている。――A・T「あとがき」より
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