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- 日ざかり村に戦争がくる
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世界傑作童話シリーズ
Cro´nicas de media tarde.- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2013年09月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784834027648
[BOOKデータベースより]
ちっぽけで何もない村に、ある日戦争がやってきた。しずかに、ゆっくりと、なにくわぬ顔をして―1930年代、内戦下のスペイン。小さな村のささやかな日常が、無残に破壊されていく。
[日販商品データベースより]スペインの片田舎の小さな村に住む主人公の少年は、ある日戦争が始まったと聞かされる。だが村では銃声一つしない静かな日々が続く。やがて、パンやたばこが届かなくなり、男たちが村からいなくなっていく。戦争に行きたくない少年の父親は、山に隠れるが……。いつのまにか忍び寄り、人々の暮らしを侵していく戦争の恐ろしさを、静かな筆致で訴えかける。スペインを代表する児童文学者フアン・ファリアスによる名作。
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素朴な村に戦争が来た。
戦いがあるわけではなく、政府側と反政府側の人間ができた。
普段一緒に生活してきた町の住民の疑心暗鬼。
どちらが良いものでも悪いものでもない戦争。
主人公の父親は、仲間と戦争に加担したくないからと、山に隠れていたのだけれど、山狩りで見つけ出されて銃殺刑。
淡々と描かれる話に、戦いはないのだが、なんとも重苦しい戦争がそこにあった。
戦いが町に来ないままに戦争が終わった。
どちらか一方が勝ったから終わった戦争を、平和になったからって喜べるものか。
これだけのことを短編の児童書が語っている。
残酷ではあるが、子どもたちに本当に考えてほしい哀しみと苦しみがここにある。
歴史上の事実に基づく話だが、ファリアスは言葉少なの作品の中から、読者に思い問いかけを滲ませている。(ヒラP21さん 60代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】